簡単に調理ができる!ということで、最近特に電気圧力なべが注目を浴びています。
一方でたくさん種類がありすぎて「どれを選べば良いかわからない!」という
状況になってきました。
そこでどんなところを見て選べば良いか、書いていきたいと思います。
・電気圧力なべの種類がたくさんあって、どれを選んでいいか分からない。
・初めて電気圧力なべを買いたいけど、どこを見て買えば良いのか分からない。
①容量は「人数+1リットル」 を選ぼう
②ご飯を炊くなら「予約機能有り」がオススメ
③フタの開閉方式:
・洗いやすさ重視ならスライド式
・スペース重視ならプッシュ式
④交換部品が買いやすいかチェック
⑤操作ボタンが分かりやすいとストレスが無く使える
⑥いろんな料理に挑戦したいなら自動メニューの数が多いものを
⑦作りたい調理があるなら、できる調理モードをチェック
①容量(人数+1リットルが目安)
まず重要なのは容量です。
必要以上に大きなサイズを買ってしまうと、置き場をムダに占有してしまいます。
目安ですが、人数+1リットルを選ぶとちょうど良いです。

ひとり暮らしなら+1で、2リットル
3人家族なら+1で、4リットルだね。
例えばひとり暮らしで、2リットルの電気圧力なべを選ぶとすると
・カレーが最大で3〜4食分
・ご飯が3合
作れます。
ひとり暮らし、2人暮らしなら十分な量ですが、
ファミリーならもっと余裕を持ちたいところです。
ちなみに呼び容量と調理容量の2つの記載があります。
・呼び容量:内なべに満水まで入れたときの容量(こちらが書かれていることが多い)
・調理容量:調理ができる最大の量
例えばパナソニックのSR-MP300なら


呼び容量(満水容量):3リットル
パナソニックSR-MP300公式サイト
調理容量:2リットル
https://panasonic.jp/cook/p-db/SR-MP300_spec.html
となっています。
この記事では呼び容量の表記で統一しています。
②予約機能の有無(ご飯を炊くなら有がオススメ)
ほとんどの電気圧力なべでご飯が炊けます。
もしご飯を炊くことを考えているなら、予約機能が付いている製品を選びましょう。
予約機能が無いと、お米に吸水させる時間を待って調理ボタンを押さないといけません。



普通の炊飯器みたいに使えるね。
③フタの開け方(洗いやすさやスペースに影響)
フタの開け方には2種類あり、それぞれメリット・デメリットがあります。
スライド式
フタを回して開閉するタイプです。フタが本体から完全に分離します。
フタの開閉は、スライド式を採用している製品が多いです。
下はラクラ・クッカー(ティファール)の公式動画ですが、0:48くらいを観てもらえれば分かりやすいですね。
メリット
・フタが外れるため、洗いやすい。
・またフタにパッキンを着脱するなど、メンテナンスもしやすい。
デメリット
・フタを開けたとき、フタを置いておくスペースが必要。
・フタを回して開閉させるのに、慣れが必要。



キッチンが狭いとフタの置く場所に困るんだよね。。。
プッシュ式
プッシュ式は炊飯器と同じように、フタを跳ね上げて開けるタイプです。
メリット
・フタの開閉が分かりやすい(炊飯器と同じため)。
デメリット
・スライド式に比べると細かい部分まで清掃しづらい。
・パッキンの着脱がしづらい。
④交換部品が手に入りやすいか
長く使っていくとパッキンが割れたり、内なべの表面が剥がれてきたりします。
そんな時に交換部品が手に入るか確認しましょう。
基本的には公式サイトのお問い合わせか、アマゾンなどの通販サイトで購入できます。



頻繁に部品を交換するわけじゃ無いけど、確認しておけば安心だよ。
⑤見た目(操作が分かりやすい、色が選べる)
操作ボタンがパッと見てわかりやすいとストレスも少ない
多機能な製品であるほど、ボタンの数が多くなったりします。
せっかく材料をいれて調理ボタンを押すだけなのに、「どのボタンを押していいか分からない!」というストレスが無い方が良いですね。


KPC-MA2(アイリスオーヤマ)




カラーバリエーションでキッチンも華やかに
キッチンにこだわりがある人なら、本体の色が選べるのもポイントになるのでは無いでしょうか。
色を選べる製品は少ないですが、下の2製品のようにカラーバリエーションがあるものもあります。


SP-D131(シロカ)


⑥自動メニューの数(多ければ良いわけではない)
自動メニューとして最初から料理のメニュープログラムが入っています。
多いものだと200種類以上のメニューが入っているものあります。
いろんな料理に挑戦したいなら自動メニューが多いもの
「せっかく電気圧力なべを買うのだから、いろんな料理に挑戦したい!」なら
自動メニューが多いと楽しめますね。火加減や加熱時間は電気圧力なべにおまかせできます。



ティファールのクックフォーミーは210種類もレシピが入ってる!
普段作るメニューが決まっていたり、慣れているなら自動メニューは少なくても良いかも
普段から煮物を作るだけ、ご飯を炊くだけなら自動メニューの数は意識しなくて良いかと思います。
また電気圧力なべに慣れていて、加圧時間もマニュアルで設定できる人なら尚更ですね。
⑦他にチェックした方が良いところ
調理モード
加圧調理以外にも調理方法が付いている製品があります。
代表的な機能をピックアップします。
スロー調理(煮込み調理、スロークック)
ガス調理でいう弱火〜中火程度(80℃〜90℃)で加圧せず長時間煮込むモードです。
この時に温度設定が、固定の製品と変更できる製品があります。
カレーやおでんなど、煮込んで味を具材にしっかり染み込ませることができます。
カレーのようなとろみがある料理は加圧調理禁止です。
加圧せずに煮込むことは可能です。


低温調理
スロー調理よりさらに低い温度で長時間加熱するモードです。
温度は60℃〜80℃で設定されています。



サラダチキンや鶏ハム、ローストビーフを作るならあった方が良いよ!
焼き調理(グリル、炒め)
フタを開けた状態で高温で加熱することで、焼いたり炒める調理ができるモードです。
ローストビーフやタンドリーチキンなど焼き目をつけてから、さらに煮込んだり加熱する料理を作る時に便利です。
蒸し調理
少量の水と、蒸し台(専用オプション)を使うことで蒸し調理できる製品があります。
じゃがいもやかぼちゃ蒸すだけでなく、シュウマイやプリンを作ることもできます。
加熱方式
具材の加熱方式には2種類あります。
マイコン式
電熱ヒーターで加熱する方式です。内なべの底から加熱するタイプなので、加熱のムラがあります。一方で製品価格は安く、消費電力も低い(約700W〜800W)ので電気代も安いです。
IH式
加熱コイルで調理する方式です。内なべの底からだけでなく側面からも加熱するため、加熱ムラは起こりにくいです。
しかし消費電力が高い(約1,200W)ので電気代が高めで、製品価格もマイコン式に比べ高めです。




選び方まとめ
①容量は「人数+1リットル」 を選ぼう
②ご飯を炊くなら「予約機能有り」がオススメ
③フタの開閉方式:
・洗いやすさ重視ならスライド式
・スペース重視ならプッシュ式
④交換部品が買いやすいかチェック
⑤操作ボタンが分かりやすいとストレスが無く使える
⑥いろんな料理に挑戦したいなら自動メニューの数が多いものを
⑦作りたい調理があるなら、できる調理モードをチェック
「ひとり暮らし〜2人暮らし」にオススメの電気圧力なべ
ラクラ・クッカー

容量:3リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:4合
予約機能:有
交換部品の購入:部品注文センターから注文
自動メニュー数:3レシピ
可能な調理:煮込み調理、炒め調理、低温調理(58℃〜90℃)



蒸気排出ボタンで減圧できるから、加圧調理しても待たなくて良い!自動メニューが3レシピのみのシンプル設計。




SP-D131(シロカ)

容量:2リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:3合
予約機能:有
交換部品の購入:Amazonで購入可能
自動メニュー数:8種類
可能な調理:煮込み調理、蒸し調理



ぱっと見がスッキリしてて良い!本体色も4色から選べるのもポイントです。


KPC-MA2-B(アイリスオーヤマ)

容量:2.2リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:3合
予約機能:有
交換部品の購入:Amazonで購入可能
自動メニュー数:65種類
可能な調理:煮込み調理、蒸し調理、低温調理(70℃〜100℃)、炒め調理


Re・De Pot(A-Stage)

容量:2リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:4合
予約機能:有
交換部品の購入:お問い合わせフォームから注文
自動メニュー数:8種類
可能な調理:煮込み調理


「〜4人暮らし」にオススメの電気圧力なべ
SP-4D151(シロカ)

容量:4リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:5合
予約機能:有
交換部品の購入:Amazonで購入可能
自動メニュー数:10種類
可能な調理:煮込み調理、蒸し調理


SR-MP300-K(パナソニック)

容量:3リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:5合
予約機能:有
交換部品の購入:Amazonで購入可能
自動メニュー数:7種類
可能な調理:煮込み調理、蒸し調理、低温調理(70℃、85℃)


楽ポンOEDD40(ワンダーシェフ)

容量:4リットル
フタの開閉:プッシュ式
炊飯:6合
予約機能:有
交換部品の購入:公式HPから購入
自動メニュー数:クッキングブックを参考に設定
可能な調理:煮込み調理、蒸し調理


ラクラ・クッカー

容量:3リットル
フタの開閉:スライド式
炊飯:4合
予約機能:有
交換部品の購入:部品注文センターから注文
自動メニュー数:3レシピ
可能な調理:煮込み調理、炒め調理、低温調理(58℃〜90℃)


「5人家族〜」にオススメの電気圧力なべ
「1日1回、1日分のご飯を炊く」となるとクックフォーミー一択になるくらい、大容量の電気圧力なべは少ないです。
おかずを作るだけだったり、毎食ご飯を炊くのであれば上記の4人暮らしまでのサイズでも大丈夫かと思います。
クックフォーミー エクスプレスCY8521JP(ティファール)

容量:6リットル
フタの開閉:プッシュ式
炊飯:10合
予約機能:有
交換部品の購入:部品注文センターから注文
自動メニュー数:210レシピ
可能な調理:煮込み調理、炒め調理、低温調理(75℃)


終わりに
①容量は「人数+1リットル」 を選ぼう
②ご飯を炊くなら「予約機能有り」がオススメ
③フタの開閉方式:
・洗いやすさ重視ならスライド式
・スペース重視ならプッシュ式
④交換部品が買いやすいかチェック
⑤操作ボタンが分かりやすいとストレスが無く使える
⑥いろんな料理に挑戦したいなら自動メニューの数が多いものを
⑦作りたい調理があるなら、できる調理モードをチェック
まとめてみると同じようで、できることできないことが結構違います。
この記事でちょうど良い電気圧力なべに出会えていたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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